演劇は媒体に保存されず、消えていくのが美学の表現です。同時代の人間の胸に迫りますが、一方でなんらかの記録に残したいという思いにかられることがあります。演劇人にとって、演劇のアーカイブは永遠のテーマかも知れません。
廃校を稽古場施設に転用し、東京の代表的アーツセンターとして小劇場演劇を支援してきた「にしすがも創造舎」が、今年で終了となります。校舎の出入りは7月まで、体育館は12月が最後のプログラムです。