構想段階からの創作活動や創造環境整備に対するユニークな長期助成で知られる、アーツカウンシル東京「東京芸術文化創造発信助成」長期助成プログラム。採択されたプロジェクトが活動報告会を開くのも特徴で、8月19日に開催される第9回報告会では、2018~19年度に助成対象となったDULL-COLORED POP「福島三部作」が取り上げられます。
昨年11月、映画『この世界の片隅に』のエンドロールで流れたクラウドファンディングのクレジットに感動して以来、演劇にとっての最高のリターンはなにかを考え続けています。
演劇も本番を撮影し、DVD化される際にクレジットを入れることは可能ですが、ライブこそが魅力の舞台芸術なら、もっと違う体験型のリターンがあるように感じます。
劇場での物販で思うのが、観客が支援代わりに気軽に買えるグッズが少ないことです。チケット代以上の価値があると思った作品に出会ったとき、このカンパニーにもう少しお金を落としたいという気持ちになる観客がいるはずですが、現金をカンパするわけにもいきませんので、ちょっとしたグッズがあればよいと思うのです。
時間堂の皆さんの悩みを共に考えるシリーズ4回目、黒澤世莉氏(時間堂主宰)の登場です。