第27回全国高等学校総合文化祭優秀校東京公演

毎年夏に開催される全国高等学校総合文化祭。演劇部門が全国高等学校演劇大会となりますが、その上位4校が国立劇場(東京・三宅坂)で上演するのが優秀校東京公演。日本音楽、郷土芸能の各部門優秀校との合同公演になります。

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大阪府立桃谷高校演劇部が活動停止したそうです。ここは通信制と定時制(単位制)の高校で、練習時間が制限されていますが、同演劇部は「活動しすぎで活動停止を言い渡された」そうです。

fringe[ナレッジ]「いま入手出来る、制作者が絶対に読んでおくべき演劇関連書10冊」でご紹介した伊藤弘成著『ザ・スタッフ舞台監督の仕事』(晩成書房、1994年)ですが、2016年春に全面改訂リニューアル刊行されることが発表されました。

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高校演劇Webマガジン「ゲキ部!」が、全国高等学校演劇大会に出場経験を持ちながら東大に現役合格し、劇団綺畸で活動中の東未空氏へインタビューしています。三重県が地元の彼女は、高校1年で音楽劇『ファンファーレ』(2012年)の「MIE mix」に出演しています。

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大阪ガスが主催するOMS戯曲賞は全国の演劇人に知られていると思いますが、高校生を対象にしたハイスクールOMS戯曲賞はまだまだ知られていないでしょう。

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高校生のための上演作品ガイド

カテゴリー: 再録 オン 2003年2月4日

白水社から『高校生のための上演作品ガイド』が出ました。同社が刊行を続けている「高校生のための演劇書シリーズ」*1 の一環で、同じく長谷川義史氏の装丁です。

「高校生のための」と付いてはいますが、国内外・新旧50本の名作戯曲の上演時間、男女別登場人物数、あらすじ、解説、見どころ抜き書き、戯曲入手方法がコンパクトにまとめられ、一般のカンパニーにも充分参考になります。国内作品では三島由紀夫『近代能楽集』から松尾スズキ『マシーン日記』まで収められた、非常に幅広い選択肢です。

私個人は高校生には新しい感性のオリジナル戯曲を書いてほしいし、高校生がこれら名作戯曲を本当に理解して上演出来るのか疑問に思う部分もありますが、一般向けにはかなり便利なガイドブックでしょう。制作者も上演企画の検討や、純粋に名作戯曲の知識を得るために持っていて損はないと思います。

著者は元『新劇』編集長の岡野宏文氏。やわらかい文体に勇気づけられ、これを読んだ高校生は学校側と闘って『マシーン日記』を上演してやろうと思ってしまうかも。最近の小劇場作品が多数収録されているため、眺めていると自分自身の観劇の記憶が甦り、物語(戯曲)の持つ力を改めて実感させられます。

ただ、上演許可を絶対に出さない三谷幸喜氏の『12人の優しい日本人』を入れたのはどうでしょう。劇作家によっては上演許可やコンクール向けに短くするのを認めない場合があることを、もっとはっきり書いたほうがよいのでは。上演許可の必要性に触れてはいますが、高校生のときから著作権は強く意識させるべきだと思うのですが。

  1. 白水社サイトから消えているため、Internet Archive「Wayback Machine」(2003年6月29日保存)にリンク。 []
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