この記事は2016年8月に掲載されたものです。
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全国大会初出場で優秀賞の静岡県立伊東高校『幕が上がらない』は緞帳を上げずに客席で上演、8/27(土)国立劇場公演でポストゼロ年代の高校演劇を目撃せよ
毎年夏に開催される全国高等学校総合文化祭。演劇部門が全国高等学校演劇大会となりますが、その上位4校が国立劇場(東京・三宅坂)で上演するのが優秀校東京公演。日本音楽、郷土芸能の各部門優秀校との合同公演になります。
今年は8月27日~28日の日程ですが、久しぶりに足を運んでみようと思います。優秀賞となった静岡県立伊東高等学校『幕が上がらない』が上演されるからです。予定では、27日16時35分くらいからの上演になるようです(当日の進行により前後することがあります)。
この作品は、題名どおり緞帳を上げずに客席や通路を使って上演するそうです。照明・音響も一切なしで、客電のみだそうです。地区大会など、これまでの上演を観た方からは興味深い感想が。
伊東高校「幕が上がらない」は、寺山修司を知らない高校生による極めてテラヤマ的な演劇。なお、伊東高校は、映画「書を捨てよ、町へ出よう」に出演していた鈴木いづみの母校だ。佐々木英明さん見に来ないかな。昭和精吾さんにも見てもらいたかった。
— トノワヒロチ (@tschindrassabum) 2015年12月14日
伊東高校『幕が上がらない』は
目が離せない(何するかわからない)
という点ですごいカッコよかった。
演劇部の地位の低さや田舎を逆手にとった発想で全国行っちゃうなんて
舞台の上じゃなければどこまででも行けるんじゃん!— 小田島禿恵<ヨコウチ会長> (@odashimatokue) 2016年1月31日
これは高校演劇ファンならずとも目撃したいと思いました。優秀校東京公演は入場無料で、入場券はチケットぴあで入手出来ます。電話やネットを使わず、セブンイレブン店頭のマルチコピー機で直接購入すれば、手数料0円です(Pコード:453-065)。本日(8/22)現在まだ入手可能です。
入場券は当日入口で座席カードと交換する必要があります。全演目を通しで観る人が限られているため、入場券はキャパ以上に発券していると思います。満員の場合は入口で待たされますので、14時20分からの郷土芸能ぐらいから入るとよいと思います。郷土芸能も優秀校レベルだと素晴らしいですよ。
優秀校東京公演はNHKでもEテレ「青春舞台」で放送されますが(今年は9月17日15:00~17:00)、2011年にBSからEテレに移行し、5時間あった放送時間が2時間になったため、最優秀校以外はダイジェストです。27日は青森県立青森中央高等学校『アメイジング・グレイス』(作/畑澤聖悟)と共に、国立劇場で体感してみてはいかがでしょうか。