この記事は2015年8月に掲載されたものです。
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朝日放送が関西の劇作家対象にドラマ脚本募集、3本をドラマ化してオンエア、最優秀作品は応募者自身がプロデュース公演(ABCホール無料貸出+賞金300万円)

カテゴリー: 備忘録 オン 2015年8月25日

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朝日放送が創立65周年記念企画として、「才能発掘 ABC E!プロジェクト」というメディアミックス企画を募集しています。締切は2016年1月末予定です。

募集要項を見ると、対象は関西の劇作家(関西を中心に活動する劇団、学校の演劇部などに所属するか、プロデュース公演を行なったことのある脚本家であること)に限定され、演劇界からテレビに新しい才能を吹き込みたいという思いが込められています。

「ABCホールブログ」によると、若いディレクターの企画だそうですが、平田オリザ作品『幕が上がる』のメディアミックスや、小劇場演劇の劇作家たちが向田邦子賞を受賞している状況(2011年・岩井秀人氏、2014年・前田司郎氏)に触発されたのではないでしょうか。

単にテレビドラマの脚本を募集するのではなく、最優秀作品は賞金300万円と共に、応募者自身のプロデュース公演として、無料貸出されるABCホール(キャパ300名)で上演が義務づけれています。賞金はそのまま上演費用に充てられるわけで、これも演劇人の応募意欲をそそる趣向だと思います。

テーマは「記念日」で、20分程度の「家族で楽しめるコメディ」をテレビドラマ脚本として応募し、優秀賞3作品を朝日放送のディレクターが16年夏にドラマ化。オンエアは16年秋で、生放送で審査員と視聴者から投票を募り、その場で最優秀賞1本を選ぶそうです。

関西の範囲など不明な点もあると思いますが、「ABCホールブログ」によると、今秋説明会が開催される予定とのことです。

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