6月2日から再開した世田谷美術館(東京・砧公園)では、収蔵作品のコレクション展は開催されていますが、新型コロナウイルスの影響で作品の借用が困難になり、企画展に大きな支障が出ています。今後の「年間スケジュール」を見ても、企画展は白紙の状況です。
アーツカウンシル東京「東京芸術文化創造発信助成」は、公演だけでなく創造環境整備やその両方を組み合わせたプロジェクトも対象となるユニークな内容で、毎年採択結果に注目しています。特に創造環境整備に対する補助率が2/3に引き上げられた2015年度からは、話題となる活動が目立ってきました。
毎日新聞大阪本社版が1月4日と11日の夕刊に、特集記事「小劇場文化を支える」を掲載しました。執筆は関雄輔撮記者。
毎年掲載している全国紙の演劇回顧記事ですが、今年は産経新聞が見当たりません。本日まで待ちましたが、ネットへの掲載もありませんし、G-Searchの提供する有料データベース「産経新聞記事情報」でもヒットしませんでした。文芸、漫画、美術や大阪夕刊独自の伝統芸能はありますが、演劇がないのです。産経は演劇回顧をやめたのでしょうか。飯塚友子記者の記事が読めないのは残念です。
シアター風姿花伝(東京・中落合)が年1回上演する「風姿花伝プロデュース」の名物が、ロビースペースでの特設カフェ営業です。今年のvol.6『終夜』(2019/9/29~10/27)でも、さらに進化した形で提供されました。
鳥公園(本拠地・東京都)が2018年5月から不定期連載している「長いチラシ」。19年11月に上演する2年ぶりの新作『終わりにする、一人と一人が丘』に向け、宣伝美術の鈴木哲生氏が主宰の西尾佳織氏と対談形式で、創作に伴走しながら宣伝美術の制作ドキュメントを伝えています。従来のチラシやポスターだけではない、そこに至るまでの過程そのものが鳥公園の魅力だということを伝えようとする試みです。
5月1日に発行されたAICT(国際演劇評論家協会)日本センター『シアターアーツ』(晩成書房)63号は、恒例の「年間回顧2018」を掲載しています。会員から43名が参加し、点数制で集計した1位は次のとおりです。