この記事は2020年1月に掲載されたものです。
状況が変わったり、リンク先が変わっている可能性があります。

毎日新聞大阪本社版が特集記事「小劇場文化を支える」掲載、公共の小劇場が少ない関西を支える民間の取り組みを紹介

カテゴリー: 備忘録 オン 2020年1月12日

Pocket

毎日新聞大阪本社版が1月4日と11日の夕刊に、特集記事「小劇場文化を支える」を掲載しました。執筆は関雄輔撮記者。

毎日新聞ニュースサイト「小劇場文化を支える/上 若手・中堅の目標、OMS戯曲賞 関西の才能を照らす」
毎日新聞ニュースサイト「小劇場文化を支える/下 関西2オーナーの思い 社会に欠かせぬ結びの空間」

1回目は26回目を迎えたOMS戯曲賞(主催/大阪ガス、運営/大阪ガスビジネスクリエイト)の経緯と実績を紹介。今回は異例の大賞なし・佳作3作品となりましたが、そのうちの横山拓也氏は「演劇を始めた頃からの憧れの賞。2008年に最終選考に残った時、筆を折ろうかと思うくらい厳しい選評を受け、その悔しさがバネになって書き続けている」と語っています。

今回から選考委員になった土田英生氏(MONO代表)は、「東京に比べてマーケットが小さく、関西だけで演劇をしていてもなかなか注目されない」「賞で活躍の場が広がる。今回もバリエーションに富んだ作品が集まった。潜在能力の高い賞だと思うので盛り上げていきたい」と語っています。

2回目は昨秋の第25回ニッセイ・バックステージ賞(主催/ニッセイ文化振興財団)に選ばれたウイングフィールド(大阪・心斎橋)の福本年雄代表を紹介。故・中島陸郎プロデューサーとの出会いから現在までを振り返っています。ニッセイ・バックステージ賞は、賞金100万円とは別に70歳から年50万円の終身年金が支払われるもので、長年私財を投じてこられた福本氏にふさわしい受賞だと思います。

小劇場演劇が盛んであるにもかかわらず、公共の小劇場が少ない関西の実態に触れ、THEATRE E9 KYOTO(京都・東九条)、表現者工房(大阪・寺田町)の活動も取り上げています。

コメントは受け付けていません。