最近、制作者向けの勉強会が多いと思いませんか。
一般的なアーツマネジメント講座や劇場インターンではなく、制作者に特化した実践的な勉強の場が増えていると感じます。舞台芸術制作者オープンネットワーク(ON-PAM)やNext舞台制作塾の企画が活発化していることも大きな要因ですが、それだけではなく各地で様々な企画があります。これから夏にかけ、私が気づいたものだけで下記があります。
演劇ライターの園田喬し氏が、演劇系同人誌『BITE』(バイト)を6月30日に創刊します。価格は1,000円(税込)を予定し、公式サイトや公演会場の物販スペースで販売していくとのことです。現在、創刊準備号(vol.0)が無料ダウンロード出来ます。
仙台の演劇情報ポータルサイト「仙台演劇カレンダー」が募集していた「フライヤーセレクション2014」の結果が、5月13日発表されました。宮城県で2014年に行なわれた公演チラシから選ぶもので、上位作品のチラシでサイトのヘッダー画像を構成するという趣向です。
東京近郊で料金5,000円以下の公演スケジュールを掲載してきた「東京の小劇場スケジュール」が、管理人・#10氏の海外転勤に伴い、5月末で更新終了することを発表しました。
惑星ピスタチオのプロデューサーだった登紀子氏(アイビス・プラネット、旧アプリコットバス)が、「動員を増やしていくために、何をしていいか分からない制作か主宰のための超実践的制作ワークショップ」を開催します。
fringe[トピック]に掲載した「小劇場系カンパニーの最新国内ツアー公演状況分析、リストもExcelでダウンロード可――都市部以外や新劇場の台頭目立つ」を作成するため、各カンパニーの公式サイトを集中的に閲覧しました。
演劇情報ポータル「名古屋演劇アーカイブ」が2014年夏から連載を始めた「全国制作者ブログリレー」。現在7名まで進みました。名古屋発のサイトですが、その名のとおり全国をリレーしています(敬称略)。
4月中旬に出た日本劇団協議会機関誌『join』83号では、恒例のアンケート特集「私が選ぶベストワン2014」を掲載しています。これは2014年の各部門ベストワンを選ぶものですが、作品、女優、男優、演出家、スタッフ、団体、戯曲、ノンジャンルという8部門になっています。
これまで札幌でアーティスト・イン・レジデンスを行なう場合、安価な宿泊施設がないという課題がありましたが、札幌市観光文化局が2014年5月にオープンした「さっぽろ天神山アートスタジオ」がこれを解決したようです。
演劇集団キャラメルボックスの今秋ツアー公演が「諸事情からツアー期間の合間に余裕が空きました」として、主催・共催者の一般公募をしています。半年後のことなので、上演会場を提供出来ることが前提です。ホールや劇場を有している自治体・団体・企業・学校が対象で、こうした形での募集はめずらしいと思います。