僕たちが好きだった川村紗也『ゆっくり回る菊池』(11/22~11/27、東京・こまばアゴラ劇場)を観たとき、受付後ろの壁に公演祝いののし紙が掲示されていましたが、作・演出を務めた青木秀樹氏が主宰するクロムモリブデンはオリジナルデザインでした。
11月15日に発表された急な坂スタジオ(横浜・野毛山)次期運営団体選考結果には驚きました。
映画『この世界の片隅に』(原作/こうの史代、監督/片渕須直)を観ました。私は1988年の『火垂るの墓』『となりのトトロ』2本立てをロードショーで観ましたが、そのときの感動に近いものを感じています。2作品を同時に観て伝わるものが、『この世界の片隅に』に込められていると思いました。それも、これまでにない手法で。
2011年に発行された米屋尚子著『演劇は仕事になるのか? 演劇の経済的側面とその未来』の改訂新版が、10月25日に出ました。初版は彩流社でしたが、改訂新版はアルファベータブックスからの出版になります。
公益財団法人セゾン文化財団が発行するニュースレター「viewpoint」は、2015年度から財団の問題意識や関心を反映した特集主義に変更され、毎回テーマを決めて寄稿を掲載しています。9月26日に発行された76号では、小劇場関係者が興味深いであろう「舞台芸術におけるプロフェッショナリズムとは?」という根本的な問題に迫っています。
ミシマ社編『ヨーロッパ企画の本 我々、こういうものです。』(ミシマ社)で注目すべきは、全国ツアー中の『来てけつかるべき新世界』を宣伝するリーフレットが挟み込まれていることです。もちろん、異色カンパニーの全容を紹介する書籍として興味深いのですが、制作的にはこのリーフレットが重要です。よく文庫本に挟み込まれている往復はがきと同じサイズのリーフレットで、開くと全国ツアーの日程と問い合わせ先が紹介されています。
演劇は媒体に保存されず、消えていくのが美学の表現です。同時代の人間の胸に迫りますが、一方でなんらかの記録に残したいという思いにかられることがあります。演劇人にとって、演劇のアーカイブは永遠のテーマかも知れません。
年末での解散を8月20日発表した時間堂(本拠地・東京都北区)。
無料サービスで公演特設サイトやランディングページをつくる場合、「Wix」「jimdo」「ぺライチ」などが選択肢ですが、マイクロソフトの「Sway」はご存知ですか。