おおさか創造千島財団助成事業が上限金額倍増、創造環境整備も対象で制作者向けの助成金、大阪府以外からはアーティスト・イン・レジデンスが魅力、1月15日必着で年末年始に準備可能

in 備忘録 on 2014年12月22日

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おおさか創造千島財団

大阪・北加賀屋に名村造船所跡地を有する千島土地が2011年に設立したおおさか創造千島財団は、12年度から助成事業を行なっていますが、現在15年度の助成申請を公募中です。

4月始まりの助成制度としてはめずらしく、募集締切が1月15日(必着)と遅めで、秋の助成申請シーズンを終えて疲弊した制作者も、企画をブラッシュアップして挑戦してもいいのではないでしょうか。15年度から助成金額上限が50万円から100万円に増額され、スペース助成の2年連続助成が可能になったのも魅力です。

対象となるのは大阪府を拠点する個人・団体が行なう活動(開催地は不問)と、大阪府以外を拠点とする個人・団体が大阪府で行なう活動です。いまから大阪の劇場を抑えられないって? 前述のスペース助成では、財団が有するアート複合スペース「クリエイティブセンター大阪」(CCO)や宿泊施設「AIR大阪」が無償提供されます。CCOには二つの小劇場、BLACK CHAMBER(キャパ150名)とSIDE CHAMBER(キャパ50名)があります。

大阪府以外のカンパニーとしては、14年度は鳥公園『空白の色はなにいろか?』が15年1月の京都・横浜公演に向け、滞在制作とショーイング公演を7月~8月にCCOで行ない、スペース助成に採択されました。20日間の滞在で、こうした活用方法がCCOにふさわしいと思います。また、マームとジプシーが「川上未映子×マームとジプシー」大阪公演で創造活動助成に採択されています。

創造活動助成で特筆されるのは、公演活動以外も幅広く対象になることです。元々ジャンルを限定しておらず、舞台芸術分野が毎回助成されるとは限りませんが、環境整備・システムづくりなども対象になることが明記されています。他の助成制度では対象になりにくいウェブサイト開設や活動拠点開設も対象で、複数の前例があります。これこそ大阪在住の制作者が応募すべきものではないでしょうか。

「これまでの助成事業」のページ末尾に、毎年の募集に対する選考委員の所見が記されており、選考委員がなにを期待しているかがよくわかります。応募する方は、必ずこのページを読むようにしてください。

財団サイトには「他の助成金情報」というページがあり、関西エリアの芸術文化を対象とした助成金が掲載されています。産業遺産リノベーションを実践したCCOらしく、近畿経済産業局、観光庁の公募も紹介されています。関西に特化した助成金情報としては、このページが現在最も詳しいと言っていいでしょう。

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