この記事は2018年8月に掲載されたものです。
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無名の団体が演劇記者や評論家に企画書や招待状を絶対に読ませるには、個人宛の簡易書留で出せばいい

カテゴリー: TIPS オン 2018年8月4日

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マスコミには毎日膨大な企画書や招待状が届きます。開封するだけで一苦労なので、個人宛でない場合は、アルバイトが開封して箱に入れておくだけのところも多いのではないかと想像します。個人宛であっても、無名の団体からの企画書は目も通されないのではないかと思います。それだけ量が多いので、よほど興味を持たれる工夫が必要です。

fringe[ナレッジ]の「カンパニーを進化させ集客へと導く具体的な方法/(2)招待状より御礼状を出す」では、本気度を示す手段として、巻紙に墨で招待状をしたためることを書きましたが、手間や費用を考えると現実的ではなく、これを実行する団体はないと思います。そこで、もっと手軽で確実に企画書や招待状を読ませる方法を紹介します。

答えは、企画書や招待状を個人宛の簡易書留で出すのです。郵便料金に310円が追加で必要ですが、どうしても読んでもらいたい演劇記者や評論家だけなら、20名に送っても6,200円の追加で、それだけの価値が充分ある方法です。なお、安価な特定記録は差し出した記録だけなのでダメです。配達を記録する簡易書留にしないと、届いてからの扱いが一般郵便と同じです。

大企業の場合、メール室のような部署があり、郵便物や宅配便はここで仕分けされて各部署に届けられますが、簡易書留にしていると、メール室は本人の受取サインがないと渡さないと思います。先方に届いてからの受け渡しのプロセスが、一般郵便と簡易書留では全く異なるのです。簡易書留で個人宛に届いたものなら、どんな忙しい記者でも絶対に目を通すと思います。

演劇評論家の個人宅の場合、簡易書留は不在時は郵便局に持ち帰りますので、再配達か郵便局に受け取りに行く必要があり、これが逆効果になるリスクもありますが、無名の団体が中身を読ませるには、これほど確実な方法はないでしょう。簡易書留で届いたものを開封しない人は、まずいません。なぜ簡易書留にしたかの理由もきちんと明記し、相手の共感を得る内容にして勝負すべきだと思います。

絶対に読ませたい相手に簡易書留で送る方法は、ターゲットを絞った商品のダイレクトメールで実際に使われています。通常の何倍も郵便料金がかかりますが、ダイレクトメールを簡易書留で送るわけがないと思い込んでいる人が多いため、とても効果的です。どうしても読ませたい相手には、それだけの価値があると思います。

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