この記事は2015年7月に掲載されたものです。
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ポップンマッシュルームチキン野郎・吹原幸太氏が、プロデューサー・登紀子氏と出会って動員3,000名を突破するまでを語る
高校演劇Webマガジン「ゲキ部!」が、ポップンマッシュルームチキン野郎主宰・吹原幸太氏にインタビューしています。
2005年旗揚げ。08年には動員1,000名を達成し、テレビドラマの脚本も手掛けましたが、そこからが伸びなかったそうです。多くのカンパニーに見られる〈踊り場現象〉ですが、13年にTwitterでプロデューサー公募した登紀子氏(アイビス・プラネット、当時アプリコットバス)を迎え、10周年になる今年2月の公演で動員3,000名を突破しました。
ずっと吹原は面白いものさえつくっていれば、お客様は観に来てくれると信じていた。だが、面白いものをつくるスキルと、面白いものをいろんな人に、しかも快適に観てもらうスキルは、まったくの別物だ。吹原たちには、その技術が決定的に欠けていた。惑星ピスタチオを関西随一の人気劇団に押し上げ、これまで数々の劇団の制作を担ってきた登紀子は、まさに「商品」を多くのお客様に知ってもらい、気持ち良く劇場まで足を運んでもらうプロだった。
制作者の重要性について、吹原氏はこう語っています。
「僕たちは誰も社会人経験がない中で劇団をやっていた。だから誰も営業ひとつしたことがない。特に学生のみなさんが今から劇団を立ち上げて売れていこうと思うなら、登紀子さんのような制作のプロの力は絶対に重要だと思います。もちろん、それは外部からそういう人を連れてきた方がいいということではなくて、仲間の中にひとり、それを極めようという覚悟のある人がいたら、すごく強みになるんじゃないでしょうか」
その登紀子氏の制作ワークショップが、7月10日に東京(川口)、7月17日に大阪で開催されます。伝説の制作者と直接語り合える場です。