この記事は2018年9月に掲載されたものです。
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「第3回いしのまき演劇祭」が今年も開催、かつての「名古屋まちんなか演劇祭」を彷彿させる会場選択

カテゴリー: 備忘録 オン 2018年9月18日

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いしのまき演劇祭

宮城県石巻市で10月に開催される「第3回いしのまき演劇祭」の情報が公開されています。「週末は、芝居を観に出かけよう!」をキャッチフレーズに、開催月の毎週末に参加団体が市内各所で上演を繰り広げます。第1回(2016年)は7月、第2回(17年)は11月の開催と、月は変わっていますがコンセプトはぶれていません。

東京からは、石巻出身の芝原弘氏(黒色綺譚カナリア派)によるユニット「コマイぬ」が3年連続参加、池田智哉氏のfeblaboが2年連続の参加となります。地元では、この演劇祭に参加するために旗揚げされた劇団もあります。

今回は特に会場がバラエティに富んでおり、普段はデイケアに使われるクリニックの2F、市の文化財になっている旧百貨店、移転したあとの行政機関、復興を目指す非営利法人が運営するイベントスペース、大地主の蔵など、ワクワクするような場所ばかりです。劇場ではないレトロな建物での上演中心というのは、1998年~02年に開催された「名古屋まちんなか演劇祭」(主催/日本演出者協会愛知支部)を彷彿させます。

第2回からメインビジュアルを担当しているoyasmur(オヤスマー)氏が素晴らしく、すっかりファンになりました。秋田在住の新進イラストレーターで、演劇関係では「京都学生演劇祭2016」の「吉田寮ワンダーランド」チラシも手掛けました。oyasmur氏を起用した実行委員会の慧眼に感服します。

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