この記事は2016年12月に掲載されたものです。
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2016年で最も印象に残ったチラシはiaku『車窓から、世界の』、観劇後に別の意味で迫ってくる戦慄のデザイン

カテゴリー: 備忘録 オン 2016年12月30日

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iaku『車窓から、世界の』

私が2016年で最も印象に残ったチラシは、iaku『車窓から、世界の』です。
※画像は「CoRich舞台芸術!」の拡大版にリンクしています。

まだ三重公演(1/14~1/15、津・四天王寺スクエア)が控えているため詳細は書きませんが、女子中学生3人の飛び込み事件に秘められた後日譚を描いたもので、チラシのメインビジュアルもそのとおりなのですが、観劇後に見ると別の意味を持って迫ってくる戦慄のデザインです。こうした二度見をしてしまうチラシは、大変めずらしいと思います。

宣伝美術は、iaku主宰・横山拓也氏の作品を長年手掛ける下元浩人氏(EIGHTY ONE)で、黄色と黒を基調とするフォーマットを踏襲しつつ、作品ごとに新たな意味を織り込んでいます。裏面も黄色ベースに黒が基本です。「CoRich舞台芸術!」で過去作品も含め、裏面がご覧になれます。

横山氏は、いま関西小劇場界で最も信頼されている劇作家の一人で、横山作品のチラシをつくるグループ展まで開かれたほど。15年の東京での展示は、私も足を運びました。

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