この記事は2016年2月に掲載されたものです。
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あの芸団協セミナーが4年ぶりに復活、制作者向けの「知らないと損する労災保険セミナー」も開催

カテゴリー: 備忘録 オン 2016年2月22日

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公益社団法人日本芸能実演家団体協議会(芸団協)は、2011年度まで芸術団体のマネジメントや時事的テーマに関するセミナーや交流会を、「芸団協セミナー」の名称で多数開催してきました。会場となった芸能花伝舎(東京・西新宿)は制作者の集う場所となり、まさに当時最高の〈リアル知恵袋〉だったと思います。

これらを仕切ってきたのが、『演劇は仕事になるのか? 演劇の経済的側面とその未来』(彩流社、2011年)の著書でも知られる米屋尚子氏ですが、芸団協が12年4月に公益法人に移行した際の組織変更で、芸能文化振興部から文化芸術政策推進業務部へ移られ、芸能花伝舎を離れました。現在は東京オペラシティ(東京・初台)にある実演芸術政策推進室で活躍されています。

その芸団協セミナーが、4年ぶりに3本立て続けに開催されます。問い合わせ先は実演芸術政策推進室の米屋氏になっており、これが年度末の緊急予算対応なのか、来年度以降に本格復活する布石なのか、興味深いところです。

注目したいのは「実演芸術団体のための、知らないと損する労災保険セミナー」です。フリーランスが多い舞台芸術の現場では、労災保険は関係ないと思われがちですが、本来は労働者すべてが対象で、保険の適用を広げられる可能性があります。セミナーでは専門の弁護士から話を聞くほか、労災保険を受けてきた劇団俳優座演劇制作部の下哲也氏からも紹介があります。

今回の芸団協セミナーはすべて無料ですが、ウェブからの事前申込が必要です。うち2本は本日(2/22)締切なので、関心のある方はお急ぎください。

  • 公開座談会「実演芸術と専門誌の過去、現在、未来~芸能は、どのように紹介されてきたか~」
    2/23(火)10:30~12:30 芸能花伝舎A1
    事前申込:2/22(月)締切

  • 「実演芸術団体のための、知らないと損する労災保険セミナー」
    2/23(火)13:30~15:30 芸能花伝舎A1
    事前申込:2/22(月)締切

  • シンポジウム「実演芸術は生活に不可欠か?~今日の社会における芸能の価値を考える」
    3/1(火)13:30~15:30 東京芸術劇場5Fシンフォニースペース
    事前申込:2/26(金)締切
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