この記事は2013年3月に掲載されたものです。
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札幌にも「『真面目』なものを好む『マニア』がちゃんといるのだ」

in 備忘録 on 2013年3月25日

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Ort.d-d『わが友ヒットラー』

Ort.d-d『わが友ヒットラー』札幌公演チラシに泊篤志氏が書いた推薦文について、劇評ブログ「シアターホリック」主宰の加藤浩嗣氏が反論しています。

 別に書かずに済ませてもいいのだろうけれど、「わが友ヒットラー」のチラシに載っている飛ぶ劇場(北九州)主宰の泊篤志さんの推薦文について、札幌演劇界が馬鹿にされたようでもともと気になっていたのが(部外者なのに)なんだか日が経つにつれていよいよ腹が立ってきたので、あえて書いておく。

シアターホリック(演劇病)「札幌演劇界について、ちょっと一文」

推薦文の全文はOrt.d-dサイトにあります。確かに、札幌では「真面目な」作品は受けないという前提で書かれているような印象を受けます。

これに対して加藤氏は、札幌にも「『真面目』なものを好む『マニア』がちゃんといるのだ」とし、その証拠としてこう記しています。

 札幌では1年もいれば、シェークスピアからチェーホフから、三島、泉鏡花、岸田國士、別役実、清水邦夫、太田省吾、井上ひさし、寺山修司、唐十郎、つかこうへい、北村想、野田秀樹らの作品のどれか3本は見られる(私なりの観劇実績として)。2年いれば8本は見られるかもしれない。もちろん、挑むカンパニーの水準はさまざまで、出来、不出来はあるが。
 でも、自らの新作公演のほかに、これだけ古典から近現代の戯曲に挑戦するカンパニーがある演劇界は、東京のほかにはあまり思いつかない。

シアターホリック(演劇病)「札幌演劇界について、ちょっと一文」

上演される戯曲の幅という視点で都市を比較したことがなかったので、私も客観的な資料は持ち合わせていませんが、作品のラインナップをずっと眺めてきた印象から言うと、札幌は多様な作品が上演されている街と思います。だからといって、「東京のほかにはあまり思いつかない」は、札幌びいきが過ぎるとは思いますが。

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