この記事は2014年12月に掲載されたものです。
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アートネットワーク・ジャパンの武田知也氏が京都市音楽芸術文化振興財団に転身、ロームシアター京都、KYOTO EXPERIMENT担当に
NPO法人アートネットワーク・ジャパンで2013年までフェスティバル/トーキョー(F/T)制作統括を務めていた武田知也氏が11月で退職し、12月から京都市音楽芸術文化振興財団でロームシアター京都(旧・京都会館)、KYOTO EXPERIMENT(京都国際舞台芸術祭)を担当されているそうです。
F/T14のクレジットには武田氏の名前がなく、去就を注目していましたが、今後の京都での活躍を期待したいと思います。
ロームシアター京都のスタッフとしては、神奈川芸術劇場(KAAT)支配人だった蔭山陽太氏が支配人兼エグゼクティブディレクター、KYOTO EXPERIMENTプログラムディレクターの橋本裕介氏がプログラムディレクターに着任しています。
16年1月10日オープンのロームシアター京都はKYOTO EXPERIMENTの主会場となり、16年は3月と10~11月の春秋開催されることが発表されています。こうした春秋開催はF/T09で行なわれ、このときは祝祭気分が広がったものでした。KYOTO EXPERIMENTの春秋開催が恒久的なものかは不明ですが、もし年2回開催が定着すれば、F/Tを超えたフェスティバル文化が京都に根付くかも知れません。
今回のリニューアルで、新たにキャパ200名のノースホールが出来ますが、キャパ716名のサウスホールとなる旧第二ホールは舞台と客席の距離が近く、演劇に使われてきた名劇場です。京都のカンパニーはノースホールを視野に入れていると思いますが、ここはあくまでフリンジ会場で、ぜひサウスホールを使いこなせるようになってほしいと思います。
施設概要によると、サウスホールは客席中通路より前部を舞台面として使用可能で、客席を抑えたステージづくりも出来るようです。京都のカンパニーなら、ぜひサウスホールでの上演を目指してください。