この記事は2016年1月に掲載されたものです。
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一般向けワークショップで東京都と大田区の助成金に2年連続採択された山の手事情社、キーワードは「豊かな精神生活実現事業」
2013年11月に世田谷区玉堤から大田区池上にアトリエを移転した劇団山の手事情社。玉堤時代からワークショップは開催していましたが、移転後は地元密着の活動が目につきます。なんと言っても池上本門寺のそばで、交通の便が格段によくなりました。
14年5月には過去の衣裳、映像、ポスター、チラシなどを展示したアトリエ見学会を開催。地の利を活かした多彩なワークショップを展開していますが、注目すべきはそうしたワークショップに地元自治体の助成金を得ていることです。
14年度は「《演劇的教養》の活用による、豊かな精神生活実現事業」のタイトルで、アーツカウンシル東京(東京都歴史文化財団)の平成26年度第II期東京芸術文化創造発信助成に採択。「劇団アトリエを活用した演劇による地域活性事業」として評価されました。開催したのは「大人のためのエンゲキのアレコレ」。
15年度は「《演劇的教養》の活用による、区民のより豊かな精神生活実現事業」として、平成27年度大田区地域力応援基金助成事業(ステップアップ助成)に採択され、144万円の交付を受けています。開催したのは「大人のための演劇ワークショップ」、これから「シニア女性のための俳優講座」が始まります。
東急池上線「池上駅」ホームにはこんなポスターも貼ってあり、非常に目立ちます。
池上駅に「大人のための演劇ワークショップ」ポスターを貼っていただきました! 写真は今年1月に上演した『テンペスト』です。 pic.twitter.com/i9h8N1qJNr
— 山の手事情社 (@yamanotejijosha) 2015, 6月 10
一般向けワークショップで、連続して助成金を得たケースはめずらしいのではないでしょうか。「豊かな精神生活実現事業」というキーワードが安田雅弘氏らしいです。