この記事は2017年12月に掲載されたものです。
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日本演出者協会機関誌『ディー』がアンケート「演出家育成のためのワークショップを開催するとしたら、あなたはどんな風にデザインしますか?」

カテゴリー: 備忘録 オン 2017年12月9日

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一般社団法人日本演出者協会機関誌『ディー』19号が民間小劇場特集であることを書きましたが、連載している「アンケート【演出者の仕事】」では、こんな設問をしています。

「演出家育成のためのワークショップを開催するとしたら、あなたはどんな風にデザインしますか?」

もちろん、花まる学習会王子小劇場(東京・王子)が東京・大阪で実施してきた「ディレクターズワークショップ」を意識したものでしょう。もしワークショップを開催するとしたら、期間・時間・定員・内容はどのように設定するのか、「『そのような申し出は断る』ならば、その理由を教えてください」というものです。

全国の演出家8名が回答していますが、具体的な開催内容を書いているのが4名、うち3名が同一戯曲を使った違いを認識し合う内容です。大木茂実氏(劇団まんまる、本拠地・徳島市)は、演出家に必要な才能として「スタッフ・キャストと自身の関係性」「稽古スケジュール作成」も挙げ、これもカリキュラムに入れています。

他の4名は演出家の資質そのものを語っています。うち3名はそれを具体化するワークショップを実現出来るかも知れませんが、小川功治朗氏(K.W.G.P.、本拠地・金沢市)だけは演出は「教わるものではない」とし、そう思うなら「演出ではない別の道を進むことをお勧めします」としています。これも一つの見識でしょう。

『ディー』は同協会サイトで間もなくPDF公開されると思いますので、民間小劇場特集と併せてご覧ください。本多劇場ロビーにも置いているそうです。

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