この記事は2017年7月に掲載されたものです。
状況が変わったり、リンク先が変わっている可能性があります。

本格活動を開始した東京の中堅プロデュース団体・ブラシュカが対談専用サイト「ブラシュカ×ダイアログ」スタート

カテゴリー: 備忘録 オン 2017年7月16日

Pocket

ブラシュカ『そでふりあうも』

東京で昨年結成された劇作家によるプロデュース団体「ブラシュカ」。2回のリーディング公演を経て、現在初めてとなる本公演『そでふりあうも』を上演中です(7/12~7/17、東京・シアターブラッツ)。「こりっちアワード2010」グランプリを受賞した劇団競泳水着『りんごりらっぱんつ』を上野友之氏本人が改稿して他の演出家に委ねるもので、興味深い試みだと思います。

『そでふりあうも』はキリンバズウカ(本拠地・東京都豊島区)が共催する形を取り、プロデューサーにキリンバズウカ主宰の登米裕一氏、プロデューサー兼制作にフリーの高橋ゆうき氏が入っています。高橋氏はいま東京を代表する売れっ子制作者の一人で、ドラマ派の信用出来る公演で彼女のクレジットを見かけることが多いです。

このブラシュカが活動を伝える公式ブログとは別に、演劇人の対談を掲載する専用サイト「ブラシュカ×ダイアログ」を6月27日オープンしました。公式サイトの企画物として対談を掲載することはよくありますが、こうして独立したサイトで展開するのはめずらしいと思います。

初回の対談は、登米氏と今回の演出を務める須貝英氏(monophonic orchestra、元・箱庭円舞曲)が、劇団論や俳優のセルフプロデュースについて語っています(3記事に分割掲載)。必ずしもすべてに賛同するわけではありませんが、いまの東京の中堅演劇人の考え方がよく伝わる対談だと思います。こうした多様な発想が共有されること自体に意義があるでしょう。「ブラシュカ×ダイアログ」が小劇場界の名物サイトに成長していくのか、展開を見守りたいと思います。それにしても須貝氏の、

30年後の日本がめちゃくちゃ面白い芝居で溢れてなきゃいけないと思うんです。そうじゃないと僕の30年は無駄だったって思うと思います。どれ観ても全部面白い、日本全部ブロードウェイみたいな、どの芝居もハズレなしかよ!っていう状況に30年後できていなかったら、僕の負けです。

ブラシュカ×ダイアログ「プロデューサー:登米裕一×演出:須貝英 対談 ③」

は頼もしいです。

なお、こうした対談形式の画面はコード書くのが面倒と思った方はいませんか。次のとおり、簡単に実現出来ます。

荻野
WordPressならプラグイン「Speech Bubble」を入れるだけです。

相手
使い方はこのページがシンプルでよいかも。

コメントは受け付けていません。