この記事は2017年10月に掲載されたものです。
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三鷹市芸術文化センター主催公演に折り込まれるこのチラシの意味は?

カテゴリー: 備忘録 オン 2017年10月8日

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株式会社メッセによる稽古場協力

三鷹市スポーツと文化財団(三鷹市芸術文化センター)主催公演に、このチラシが折り込まれることが多いことにお気づきだと思います。

このチラシが折り込まれる公演は、「稽古場協力」として株式会社メッセ(東京都中央区)がクレジットされています。同社は関東地区でパチンコチェーンを展開しており、JR三鷹駅南口前にある「メッセ三鷹新館」4Fの約156平方メートルを稽古場として提供しています。2014年に稽古場を探していた三鷹市芸術文化振興財団(現・三鷹市スポーツと文化財団)が同社と協定を締結し、同財団主催公演の稽古に使用されています。

三鷹市スポーツと文化財団サイト/VOICE「株式会社メッセと当財団が 演劇稽古場について協定を締結しました」

三鷹市スポーツと文化財団サイト/VOICE「株式会社メッセのご協力で、新しい演劇稽古場が完成しました。」

同財団主催公演の場合、ここで約1か月稽古をしているようで、俳優が固定の稽古場に通える喜びのツイートも散見されます。三鷹駅前(新宿から特快だと14分)に演劇専用稽古場があるのはうれしいでしょう。通勤定期を買う人も多いようです。

企業が遊休スペースを稽古場に提供することは、いますぐ出来る舞台芸術への支援だと思います。自治体への無償貸与なら、固定資産税・都市計画税の減免も受けられるはず。自治体を介した稽古場協力が全国に広まればいいと思います。無償または安価な稽古場を提供することこそ、舞台芸術のために自治体がすべきことでしょう。

なお、この稽古場は同財団専用ではなく、空いている時期は「MITAKA “Next” Selection」参加団体や関係者が、その後の一般公演で使用しているケースもあるようです。

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