この記事は2017年6月に掲載されたものです。
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日本演出者協会機関誌『ディー』がアンケート「公演の際に《チラシ》は必要だと思いますか? それとも不要だと思いますか?」
5月1日発行の一般社団法人日本演出者協会機関誌『ディー』17・18号(合併)が、「公演の際に《チラシ》は必要だと思いますか? それとも不要だと思いますか?」というアンケート結果を掲載しています。
編集部によると、「若い世代を中心に、公演の際にチラシを作成せず、web媒体だけで宣伝する団体が増えてきたように感じます」とのことで、率直な意見を求めています。
全国8ブロックから各1名の演出家が回答しており、チラシ自体は全員必要としていますが、3名の方が「若年層がメインターゲットの場合は紙媒体以外が効果的」「内容もしくは上演のポイントがわからないチラシなら不要」「ただ漠然と公演があるからチラシをつくろうというのは弱い」などと述べ、チラシが絶対的な存在ではないとしています。
Web媒体との併用の重要性は全員が認識しているようですが、東海ブロックのかしやましげみつ氏(孤独部、あたらしいまち)は、むしろWeb媒体の活用が足りないとして、次のように指摘しています。
演劇公演におけるWEB媒体の重要性はむしろまだまだ軽んじられていると感じる。検索しても未だに公演情報すら見つからないことさえある。例えば公演情報の一覧や地域ごとのニュースの収集・配信が普及すれば、小劇場シーンはもっと盛り上がるのではないか。近年現れつつあるそれらに期待を寄せているのだが、一般にまで広く普及するにはまだ程遠い現状である。
日本演出者協会機関誌『ディー』17・18号(合併)「アンケート【演出者の仕事】」p.23
『ディー』は同協会サイトで間もなくPDF公開されると思いますので、全文はそちらをご覧ください。