この記事は2017年8月に掲載されたものです。
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毎ステージの音声をMP3データで販売するあひるなんちゃら、自称「駄弁芝居」の魅力を活かしたユニークな商品開発
あひるなんちゃら(本拠地・東京都)では「舞台音声販売」をしています。2013年の『ギプス不動産』から始めたもので、各ステージで上演した本番の音声を収録し、MP3形式で終演直後に販売するもので、最新チラシによると「わりと好評」とのこと。帰り道に聴くと格別のようです。
↓あひるなんちゃら、前回に引きつづきMP3販売(500円)。買う人少ないんだろうなと思って物販に行ってみれば結構な人数が買ってる。今回はICレコーダーにダビングして貰って帰り道で聴く。前回に比べてマイクなど機材が充実してて、クオリティがもの凄く高い。帰り道で聴けるのが重要。
— かわひ (休むに似たり) (@ykawahira) 2013年7月20日
音声ファイルがコピー出来るものを持参した方は500円で、ロビーでUSBメモリも販売しています。実際の音声サンプルがこちらです。
始めたきっかけについて、主宰の関村俊介氏が公式サイトで記しています。
私はいつも本番中は楽屋にずっといて(もちろん出番の時は舞台上にいるけど)、舞台上の音だけを聞いています、それだけで客席の雰囲気もなんとなくわかったりします。
(中略)
その日の何か様々な要素が複雑にからみあってザワザワになったりならなかったりする、っていうのがね、やっぱりライブでやる芝居ならではだなあ面白いなあと思いました。で、以前から、この楽屋で私が聞いてる芝居の音だけ、ってのがそれはそれで楽しいと思ってたので、本番の音声を収録して販売してたんです
「駄弁芝居」と自称する饒舌な会話劇で、落語を聴いているような気分にさせるのも大きいと思いますが、その個性を自覚して音声データを販売するのも、自身を客観的に見ている証だと思います。
饒舌さをそのまま表現したように、チラシ裏面がテキストでびっしりなのも特徴です。下記ツイートから拡大出来ます。PCの方はこちらを表示してクリック。
あひるなんちゃら「お祭りやってるらしいよ」(2017/8/31~9/4 駅前劇場)は本日20時より予約受付開始です!
たまにはチラシの裏面の画像を載せてみます。予約↓https://t.co/hwR90AlMi7 pic.twitter.com/JHFK1XnZf1
— あひるなんちゃら (@ahirunanchara) 2017年7月19日