この記事は2019年4月に掲載されたものです。
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日本劇団協議会機関誌『join』アンケート特集「私が選ぶベストワン2018」、過去最多の93名が回答
3月末に出た日本劇団協議会機関誌『join』93号では、恒例のアンケート特集「私が選ぶベストワン2018」を掲載しています。今回から「女優」「男優」が「主演俳優」「助演俳優」に変わりました。回答者は過去最多の93名でした。5票以上集めたものを紹介します(敬称略)。
- 作品(52作品)
9票 パルコ『チルドレン』
6票 二兎社『ザ・空気 ver.2 誰も書いてはならぬ』
5票 演劇集団円『藍ノ色、沁ミル指ニ』
5票 KERA・MAP『修道女たち』 - 主演俳優(60名)
12票 蒼井優『スカイライト』『アンチゴーヌ』
5票 藤山直美『おもろい女』 - 助演俳優(66名)
5票 浅野雅博『赤道の下のマクベス』『スカイライト』『Out of Order イカれてるぜ!』
5票 松尾貴史『ザ・空気 ver.2 誰も書いてはならぬ』※主演・助演で票が分かれた松下洸平『母と暮らせば』『スリル・ミー』は計6票、岡本健一『ヘンリー五世』『岸 リトラル』『グレイクリスマス』は計5票。
- 演出家(53名)
16票 栗山民也『チルドレン』『母と暮らせば』『アンナ・クリスティ』『アンチゴーヌ』『夢の裂け目』『ピアフ』『シャンハイムーン』『ヘッダ・ガブラー』
6票 小川絵梨子『マクガワン・トリロジー』『スカイライト』『FUN HOME』 - スタッフ(47名)
8票 荻野清子(音楽)『日本の歴史』
7票 杉山至(美術)『首のないカマキリ』『山山』『正面に気をつけろ』『グッド・バイ』『忘れる日本人』『自慢の息子』『アトムが来た日』『埋める女』『わたし、と戦争』『海辺の鉄道の話』
6票 二村周作(美術)『スカイライト』『1984』『生きる』『ヘッダ・ガブラー』
5票 伊藤雅子(美術)『砂塵のニケ』『道』『The Silver Tassie 銀杯』 - 戯曲(44作品)
8票 平田オリザ『日本文学盛衰史』
6票 長田育恵『豊穣の海』
5票 長田育恵『砂塵のニケ』※長田育恵は『海越えの花たち』と合わせると計13票。
- ノンジャンル(64件)
5票以上はなし - 団体(51団体)
5票 彩の国さいたま芸術劇場(さいたまゴールド・シアターの成果)
5票 オフィスコットーネ(大竹野正典作品連続上演の成果)
5票 パラドックス定数(シアター風姿花伝での野木萌葱作品連続上演の成果)
5票 パルコ(先鋭性と娯楽性を兼ねた制作姿勢)※彩の国さいたま芸術劇場はさいたまネクスト・シアターと合わせると計6票、パラドックス定数はシアター風姿花伝と合わせると計6票。
93名でこの分散なので、いかに多様性に富んでいるかがわかります。ちなみに私自身のベストワンはこちらです。
スタッフで制作者の名前が挙がったのは綿貫凛氏(オフィスコットーネ)だけでしたが、『山の声 ―ある登山者の追想』で自ら演出を務め、話題になりました。