この記事は2015年6月に掲載されたものです。
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72のキーワードで制作者の意識合わせに使える『アートプロジェクトのつくりかた―「つながり」を「つづける」ためのことば』

カテゴリー: 備忘録 オン 2015年6月28日

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アートプロジェクトのつくりかた—「つながり」を「つづける」ためのことば

公益財団法人東京都歴史文化財団で「東京アートポイント計画」を担当していたメンバーが監修・編著した『アートプロジェクトのつくりかた―「つながり」を「つづける」ためのことば』が、2015年3月にフィルムアート社から出ました。担当部署の東京文化発信プロジェクト室は、4月からアーツカウンシル東京と統合したので、現在は全部アーツカウンシル東京ということですね。

アートプロジェクトの事務局を想定し、その開始から継続までの過程で考慮すべき72のキーワードをまとめたものです。各キーワードへの対応方法は最小限のことしか書かれておらず、運営マニュアルではなく、「意識合わせのツール」が近いのではないかと思います。

演劇も広義のアートプロジェクトですし、演劇祭やカンパニーの運営で参考になるキーワードが多数含まれています。もちろんアートプロジェクトが対象なので、組織や資金の面は異なりますが、その部分を演劇の現場に読み替えれば、視野が広がったり、示唆を受ける点があるのではないかと思います。

当然ながら、休息や余裕を持つこと、振り返りや評価の重要性は本書も力説しており、多忙な制作者が自分を見つめ直すのにも使えるでしょう。

72のキーワードはフィルムアート社の紹介ページに全部載っています。

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