この記事は2016年1月に掲載されたものです。
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演劇系アーティスト・イン・レジデンスの滞在先として香川県が熱い、「高松アーティスト・イン・レジデンス2015」は3企画中2企画が演劇
高松市で新たに始まった「高松アーティスト・イン・レジデンス2015」は、採択された3企画中2企画が演劇でした。
- パラダイス仏生山(ぺピン結構設計)
- カラオケ高松商店街
- 商店街劇場「Shopping Street Story」~田町・トキワ街・南新町~(F’s Company)
1はぺピン結構設計(本拠地・横浜市)が注目している*1 高松市仏生山エリアを舞台にした「演劇まちあるき」で、14年に習作を発表しています。「アサヒ・アート・フェスティバル2015」*2 に参加することは決まっていましたが、その後「高松アーティスト・イン・レジデンス2015」にも採択されためずらしいパターンです。
2は高松市内の商店街の映像で、カラオケビデオをつくるというアートプロジェクト。
3はF’s Company(本拠地・長崎市)が、高松市内3商店街の店舗をモチーフにしたショートストーリーを3本ずつ上演するもの。出演者として現地の俳優が多数参加しているのが特徴です。
選定は、15年7月に高松市アートディレクターに就任した多田淳之介氏を始めとする有識者で行なったそうです。瀬戸内国際演劇祭や四国学院大学ノトススタジオの活動で、香川県の演劇に関する関心度は確実に高まっていると思います。滞在制作の候補地としていかがでしょうか。
1と3、両方の演劇系企画の制作協力をしているのが、高松市を本拠地とするシアター・デザイン・カンパニー。香川県でなにかやろうとする場合は、コンタクトを取ってみるといいでしょう。
「Shopping Street Story」は2月26日~28日上演です。