この記事は2015年6月に掲載されたものです。
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地域創造「公立文化施設職員のための制作基礎知識」も申込可能に、「演劇制作マニュアル」とセットで揃えよう

カテゴリー: 備忘録 オン 2015年6月28日

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財団法人地域創造編「公立文化施設職員のための制作基礎知識」

最近気づいたのですが、2014年11月に「地域創造『演劇制作マニュアル』をまだ持っていない制作者はいねえがー」を掲載したときは、「地域創造発行物送付申込書」の書式は下記のとおりでした。

「地域創造発行物送付申込書」(2014年11月時点)(部分)

「地域創造発行物送付申込書」(2014年11月時点)(部分)

これが現在は下記のように、「公立文化施設職員のための制作基礎知識」も記入欄が設けられていますので、申込可能になったということだと思います。

「地域創造発行物送付申込書」(2015年6月時点)(部分)

「地域創造発行物送付申込書」(2015年6月時点)(部分)

「演劇制作マニュアル」は演劇分野だけで全148ページ、これに対し「公立文化施設職員のための制作基礎知識」は舞踊・音楽・映画・美術も含めた全168ページなので、ボリューム的には「演劇制作マニュアル」のほうが詳しいのですが、「公立文化施設職員のための制作基礎知識」にしか収録されていない重要な項目や図表が散見されます。例えば、安全管理の大項目がすっぽり抜けていたり、演劇制作でも重要なフロントスタッフの内容が薄いです。

「演劇制作マニュアル」は公共ホール職員以外の制作者も使えるよう、劇場運営に関わる領域は割愛したのでしょうが、制作者は劇場側の実態も知っておくべきなので、これは省くべきではありませんでした。

このように、「演劇制作マニュアル」だけでは不充分な点がありますので、「公立文化施設職員のための制作基礎知識」も入手出来るのなら、セットで揃えておくことを推奨します。また、「演劇制作マニュアル」で不足している項目や図表は、初出となった「地域創造レター」連載へのリンクをまとめたfringe「『地域創造レター』制作基礎知識シリーズへのリンク集」からも参照出来ますので(初出時は図表がきれにデザインされていませんが)、活用してください。

地域創造では02年と04年に「地域創造のすべて」というCD-Rを配布し、それぞれ02年発行の「公共ホール職員のための制作基礎知識」、04年発行の「公立文化施設職員のための制作基礎知識」がPDFで丸ごと収録されています。この04年版が印刷物で配布しているものと同じなので、これを地域創造サイトでPDF公開したらいいのにと思います。

CD-R「地域創造のすべて」2002年版、2004年版

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