この記事は2015年6月に掲載されたものです。
状況が変わったり、リンク先が変わっている可能性があります。
地域創造「公立文化施設職員のための制作基礎知識」も申込可能に、「演劇制作マニュアル」とセットで揃えよう
最近気づいたのですが、2014年11月に「地域創造『演劇制作マニュアル』をまだ持っていない制作者はいねえがー」を掲載したときは、「地域創造発行物送付申込書」の書式は下記のとおりでした。
これが現在は下記のように、「公立文化施設職員のための制作基礎知識」も記入欄が設けられていますので、申込可能になったということだと思います。
「演劇制作マニュアル」は演劇分野だけで全148ページ、これに対し「公立文化施設職員のための制作基礎知識」は舞踊・音楽・映画・美術も含めた全168ページなので、ボリューム的には「演劇制作マニュアル」のほうが詳しいのですが、「公立文化施設職員のための制作基礎知識」にしか収録されていない重要な項目や図表が散見されます。例えば、安全管理の大項目がすっぽり抜けていたり、演劇制作でも重要なフロントスタッフの内容が薄いです。
「演劇制作マニュアル」は公共ホール職員以外の制作者も使えるよう、劇場運営に関わる領域は割愛したのでしょうが、制作者は劇場側の実態も知っておくべきなので、これは省くべきではありませんでした。
このように、「演劇制作マニュアル」だけでは不充分な点がありますので、「公立文化施設職員のための制作基礎知識」も入手出来るのなら、セットで揃えておくことを推奨します。また、「演劇制作マニュアル」で不足している項目や図表は、初出となった「地域創造レター」連載へのリンクをまとめたfringe「『地域創造レター』制作基礎知識シリーズへのリンク集」からも参照出来ますので(初出時は図表がきれにデザインされていませんが)、活用してください。
地域創造では02年と04年に「地域創造のすべて」というCD-Rを配布し、それぞれ02年発行の「公共ホール職員のための制作基礎知識」、04年発行の「公立文化施設職員のための制作基礎知識」がPDFで丸ごと収録されています。この04年版が印刷物で配布しているものと同じなので、これを地域創造サイトでPDF公開したらいいのにと思います。