大竹野正典遺作ラジオドラマ「山の声~ある登山者の追想」はいつでもポッドキャストで聴ける

in 備忘録 on 2015年11月8日

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故・大竹野正典氏の遺作『山の声』は、2009年の第16回OMS戯曲賞大賞を受賞して以来、様々な団体で上演が続いていますが、その先駆けとなったのが、10年11月13日に神戸・六甲山頂であったリーディング公演です。詳細は下記をご覧ください。

fringe blog「山本忠氏と日活JOE氏が一日限りの俳優復活」

その後、このキャスティングのままラジオドラマ化が実現。関西に実在した人物や実際に起こった事件などを題材に、OMS戯曲賞で最終選考以上に残った劇作家がラジオドラマ+作品ゆかりの地でリーディング公演を行なう「イストワールhistoire」シリーズとして定着しました。

「山の声~ある登山者の追想」は、その第1話としてMBSラジオ(大阪・毎日放送)で11年3月19日にオンエアされました。解説を含め放送枠90分という、民放ラジオドラマとしては異例の長尺でした。大竹野氏が故人となられたため、脚本は日活JOE氏が本名の加藤芳樹名義で、演出は毎日放送のラジオドラマを代表する島修一ディレクターが担当しました。

このラジオドラマがポッドキャストでいつでも聴けます。その後のリーディング公演では、共演者が山本忠氏から上瀧昇一郎氏に変わったので、山本版はここでしか聴けません。

「山の声~ある登山者の追想」
原作/大竹野正典 脚本/加藤芳樹 演出/島修一
出演/日活JOE、山本忠
MBSラジオ 2011年3月19日19:30~21:00放送

『山の声』はこれからも様々なところで再演されていくと思いますが、前述のfringe blogで書いたとおり、このラジオドラマはいくつもの因縁が重なって実現した、信じられないような作品です。ぜひお聴きください。新田次郎著『孤高の人』を読んでいるとより深みが増しますが、未読の方は解説を先に聴くといいでしょう。

「イストワールhistoire」は初春ごろ放送されていますが、来年に向けて第6話が進行中です。過去5作はポッドキャストに収録されています。

  • 第2話「LOOP」
    原作/日限満彦 脚本/横山拓也 演出/島修一、横山拓也
    出演/千田訓子、宮都謹次、山田かつろう、杉森大祐、三谷恭子、辻るり子
    MBSラジオ 2011年12月18日26:30~28:00放送

  • 第3話「ちひさきもののうた」
    脚本・演出/大正まろん
    出演/後藤小寿枝、竹田飛鳥、オットー高岡、藍田マリン、戎屋海老
    MBSラジオ 2013年2月2日19:00~20:30放送

  • 第4話「秋茄子のススメ」
    脚本/岡部尚子 演出/岡部尚子、島修一
    出演/楠見薫、岡部尚子、古谷ちさ、上瀧昇一郎
    MBSラジオ 2014年3月29日19:30~21:00放送

  • 第5話「芽吹きの雨」
    脚本/高橋恵 演出/高橋恵、島修一
    出演/飛鳥井かゞり、得田晃子
    MBSラジオ 2015年3月28日19:30~21:00放送
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