ネットでわからないことがわかる、グッズ製作担当必携の最新ガイドブック『グッズ製作ガイドBOOK』

in 備忘録 on 2018年6月2日

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グッズ製作ガイドBOOK (納期・単価・最小ロットもすべてわかる!)

雑誌『デザインのひきだし』のグッズ特集で定評のあるグラフィック社から、最新の『グッズ製作ガイドBOOK』が出ました。このシリーズを長年手掛ける名物編集者・津田淳子氏による企画・編集です。グッズ製作を担当している制作者、芸術団体の関係者なら手元に置くべき一冊です。2017年6月に発行された『デザインのひきだし31』がベースですが、新規グッズを倍以上追加し、計140種類以上が掲載されています。

いまはネットで多くのことが調べられますが、この本にも書かれているように、価格・納期・最小ロットの3大要素が一目でわかり、Web検索ではなかなか出てこないものが取り上げられています。検索の場合、グッズにしたいものが明確なときは見つけられますが、なにをグッズにしたらよいかを逆引きするのは難しいものです。この本を眺めていれば、インスピレーションが湧いてくると思います。

津田氏の企画だけあって、紙もの・刷りものが充実しているのは当然ですが、特に巻頭の「既製品に箔押しして、オリジナルグッズをつくってみよう」は必見です。これはグッズを丸ごとオーダーするのではなく、アマゾンやアスクルで既製品を購入し、それにイラスト等の箔押しだけを依頼するもの。この方法だと、可能性が無限に広がります。

小劇場演劇の現場で使えそうなのが、アンケート用紙を挟むクリップボードへの箔押し。物販ではなく客席で使うものですが、気に入った観客がいたら有料販売すればいい。ホテルのリネン類を気に入った観客が、ショップで購入するのと同じです。気になる原価は、100個作成した場合、クリップボード+版代+加工賃で単価490円。5万円弱でオリジナルのクリップボードが揃います。コクヨの測量野帳への箔押しなど、文房具好きなら「おお」と唸る事例も掲載されています。こちらは100冊で単価326円。

私がエンタテインメント系カンパニーにふさわしいグッズとして推奨しているのが、オリジナルトランプ。以前は最低ロット300組で単価700円でしたが、いまはオンデマンド印刷で1組2,980円からつくれ、両面全面オリジナルデザインも少し金額を足すだけで可能です。さらにオリジナリティを出せるオリジナルかるたも製作可能で、カンパニーの周年記念グッズなどに最適ではないでしょうか。

缶バッジはグッズの定番ですが、あまりに一般的で目新しくありません。この本では缶バッジをベースにしたストラップやキーホルダーも紹介しており、10個で単価75円という、どんなカンパニーでも手が届く原価です。

百聞は一見にしかず。ぜひ手に取ってご覧ください。

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グラフィック社
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