この記事は2016年3月に掲載されたものです。
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シアターねこ・鈴木美恵子代表が劇場をつくろうと思ったわけ
こまばアゴラ劇場(東京・駒場)、アトリエ劇研(京都・下鴨)、津あけぼの座(津・上浜)と2016年度から支援会員制度を共有開始し、ツアー先に選ぶカンパニーも増えているシアターねこ(松山・緑町)。いま、四国で最も注目されている民間小劇場です。その代表を務める鈴木美恵子氏の紹介記事を読みました。
毎日新聞ニュースサイト「旬!ひと・グループ:シアターねこ代表・鈴木美恵子さん/愛媛」
NPO法人シアターネットワークえひめ(TNE)の手掛けてきた劇場運営は、TNEサイト「事業紹介」にあるように、08年にスタートしました。これまでに2回場所を替え、現在のシアターねこに落ち着きました。
自前の劇場を持つことは演劇人の夢だと思いますが、同時に大変な苦労も抱えることになります。年齢から逆算すると、鈴木氏がNPO法人設立や劇場開設を思い立ったのは60歳のころ。その勇気はどこから生まれたのか、この記事で知ることが出来ました。
10年前、バイクを運転中に車に衝突される交通事故に遭い、1年間のリハビリで感じたことがある。「残り少ない人生。私の人生を豊かにしてくれた演劇に携わる人を支援したい」
こうした究極の体験が、人を衝き動かすのだろうと思います。納得です。