この記事は2021年9月に掲載されたものです。
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福岡・劇団ZIG.ZAG.BITEが実践するショー・マスト・ゴー・オン

カテゴリー: 備忘録 オン 2021年9月22日

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劇団ZIG.ZAG.BITE『九州戦風カミカゼバイト』

劇団ZIG.ZAG.BITE(本拠地・福岡市)が、甘棠館show劇場(福岡・唐人町)で『九州戦風カミカゼバイト』を24日間(休演日含む)ロングラン中です。

2015年旗揚げの若手カンパニーで、コロナ禍でも活発な公演活動を続け、「九州若手劇団アワード!2020」を受賞しました。つかこうへい・中屋敷法仁のリスペクト戯曲に挑む「ZIG.ZAG.BITE RESPECT」シリーズと、「学園モノ×変身ヒーロー」をテーマにしたオリジナル作品を上演しており、今回は後者になります。

このカンパニーですが、昨年5月の公演はコロナ禍で中止となり、別会場から無観客ライブを無料配信。昨年11月には5周年記念として予定していた『九州戦風カミカゼバイト』がメインキャストの交通事故負傷で演目変更となり、座組を変更して2本の「ZIG.ZAG.BITE RESPECT」で困難を乗り切りました。こうした姿勢が「九州若手劇団アワード!2020」でも高く評価されています。

そして念願だった今回のロングランも、福岡県の緊急事態宣言でソワレのアフターイベントが軒並み中止となり、台風14号の福岡直撃で公演中止のステージが出る中、配信を急遽実施したり、各種イベントデーと多彩なチケット、グッズ販売などを駆使して、ショウ・マスト・ゴー・オンを実践しています。福岡の小劇場ファンは、胸を熱くして見守っているようです。

九州の同世代カンパニーでは突出したエンタメ路線を突き進んでおり、観客の方からはこんな感想も。

往年の新感線のようなノンストップ破茶滅茶アクションコメディ。すごい勢いとゴリ押しのパワー演劇でした。元気が超出ます。

灰道具のうわさ「観劇感想:劇団ZIG.ZAG.BITE『九州戦風カミカゼバイト』」

いつか念願の「大劇場でめちゃくちゃ予算かけた公演」が出来るといいですね。福岡が生んだスター・劇団☆新感線を目指してほしいと思います。公演は9月27日まで。

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