この記事は2015年11月に掲載されたものです。
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仙台・boxes Inc.が積極的に活用するソーシャルチケットサービス「LivePocket-Ticket-」はキャリア決済や指定席の座席選択可能、これは真剣に検討してもよいのでは
ソーシャルチケットサービスと言えば「Peatix」が日本最大級ですが、仙台の制作会社・boxes Inc.が積極的に活用しているのが「LivePocket-Ticket-」。エイベックス・ライヴ・クリエイティヴ株式会社が運営するサービスです。「Yahoo!チケット」もここが共同運営しています。
Peatix同様、プレイガイドと同等の機能が使えるほか、エイベックスらしく抽選販売やファンクラブ運営向けの高機能が完備しています。特筆すべきは、観客による指定席の座席選択が標準機能に組み込まれていること。関係者用や見切れ対策の「売止席」も、画面上で簡単に指定出来ます。主催者向けの詳しいマニュアル「主催者サイトFAQ」が公開されていますので、制作者の方はぜひご覧ください。指定席の詳細は下記にあります。
LivePocket-Ticket-/主催者サイトFAQ「座席指定チケットの作成をするには?」
受付はスマートフォン専用アプリの電子もぎりに加え、QRコードも残してPCやフィーチャーホン(ガラケー)に対応しています。
携帯電話会社のキャリア決済(ドコモケータイ払い、auかんたん決済、ソフトバンクまとめて支払い)が使えることも強みです。電話料金の請求と一緒に支払われるので、クレジットカードを持っていない学生などでも簡単に購入可能です。
販売手数料を見てみましょう。
LivePocket-Ticket-
販売手数料5%、販売代金払出にかかる振込手数料540円Peatix
システム使用料2.9%+決済手数料70円/回、販売代金払出にかかる振込手数料210円
※指定席の場合は別途200席まで20,000円、201席から100円/席
一見するとPeatixの2.9%のほうが安く感じますが、70円は3,300円のチケットで2.1%に相当しますので、1人1枚ずつ購入すると毎回2.1%加算され、2.9%+2.1%=5%でLivePocket-Ticket-と同じになります。指定席の場合、Peatixは追加費用が必要なので、ここも具体的に比較する必要があります。
これらを勘案すると、低料金や席数の少ない指定席の場合はLivePocket-Ticket-が魅力的です。紙の実券ではない点をどう考えるかですが、受付の対応が可能なら、採用を真剣に検討してもよいレベルだと感じます。これに目を付けたboxes Inc.もさすがです。
※演劇公演で使える票券管理システム、ソーシャルチケットサービス、プレイガイドの一覧は、fringeリンク集「チケッティング」をご覧ください。