この記事は2015年11月に掲載されたものです。
状況が変わったり、リンク先が変わっている可能性があります。
ソーシャルチケットサービス「演劇パス」が12月1日より販売手数料6%を無料化! 当日精算の根絶に向け1カンパニーにつき月間1,000枚の発券まで無料という画期的サービス
オンライン観劇サービス「観劇三昧」で知られる株式会社ネクステージ(大阪市)が運営するソーシャルチケットサービス「演劇パス」が、12月1日より販売手数料6%を無料化することを発表しました。
PR TIMES「劇団の宣伝・収益問題を事前決済で解決!12月より劇団・観客の【演劇パス】手数料無料化!チケット予約の利便性と観客の確保率を向上。」
ネクステージに確認したところ、1か月間の発行枚数1,000枚以内が無料というのは、1カンパニーあたりの上限だそうです。つまり、「演劇パス」を利用するカンパニーが増えれば増えるほど、ネクステージのクレジット手数料の持ち出しが増えるわけです。
クレジット決済はPayPalなので、標準で3.6%+40円/件だと思われます。つまり、3,000円のチケットが1枚売れると、ネクステージが148円負担する計算です。事業全体で補填してでも、小劇場演劇の事前決済を定着させようという狙いのようですが、経営的には大きなチャレンジだと思います。なお、無料の場合はチケットプレゼント2枚が必要とのことです。
スマートフォンアプリ上のeチケットによる電子もぎりなので、観客側は手数料不要です。主催者・観客とも手数料無料の事前決済が可能となります。このチャレンジに敬意を表し、fringeリンク集「チケッティング」のソーシャルチケットサービス先頭に記載させていただきます。
「演劇パス」の利用は現在関西中心ですが、これを契機に導入する全国のカンパニーが増えることが予想されます。今後の動向を注視したいと思います。