この記事は2015年12月に掲載されたものです。
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谷賢一氏が巡演先の新潟で上演作品の序盤シーンを本格稽古する経験者向けワークショップ開催、「基礎練習やシアターゲームを延々やるより実践・実地で稽古するのが一番ためになる」

カテゴリー: 備忘録 オン 2015年12月8日

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テアトル・ド・アナール『従軍中のウィトゲンシュタインが(略)』

巡演先で演出家がワークショップを開催することはめずらしくありませんが、これはユニークな企画だと思います。

来年3月9日に新潟市民芸術文化会館(りゅーとぴあ)で上演される谷賢一氏(DULL-COLORED POP主宰)のユニット、テアトル・ド・アナール『従軍中の若き哲学者ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタインがブルシーロフ攻勢の夜に弾丸の雨降り注ぐ哨戒塔の上で辿り着いた最後の一行“――およそ語り得るものについては明晰に語られ得る/しかし語り得ぬことについて人は沈黙せねばならない”という言葉により何を殺し何を生きようと祈ったのか?という語り得ずただ示されるのみの事実にまつわる物語』の関連企画として、1月23日~24日に「観る前にやってみる、『従軍中のウィトゲンシュタイン(略)』」が新潟古町えんとつシアターで開催されます。

実際に作品序盤シーン(台本10ページ程度)を覚えてきてもらった上で、稽古場のような演出をつけるもので、演劇経験者15名限定とのことです。配役も事前に伝えられます。

いろんなワークショップをやってきましたが、演技経験者が対象ならば、基礎練習やシアターゲームを延々やるより実践・実地で稽古するのが一番ためになるはずです。
参加者の個性を活かしつつ、谷賢一流のやり方で、手加減なしでお稽古します。

りゅーとぴあウェブサイト/谷賢一ワークショップ「観る前にやってみる、『従軍中のウィトゲンシュタイン(略)』」

シアターゲームと実際の稽古は別物。また、他の演出家の稽古を見る機会は、演劇人であっても限られます。地域の演劇人向けに、このような本気企画があってもいいのではないかと思います。東京からの応募が多くなりそうですが、選考は地元優先でお願いしたいものです。

新潟古町えんとつシアターは14年3月に閉館したシアターent.の後継となる劇場で、14年11月1日にプレオープン、今年4月1日にグランドオープンしました。12月28日~29日には、DULL-COLOREDPOP関連の年末企画も開催されます。

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